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飾り窓(かざりまど)は、
夜の運河と飾り窓地区
飾り窓地区のOude Kerk(旧教会)前に建つ「性労働者の像」
概要
飾り窓とはオランダ 、ドイツ 、ベルギー 等のゲルマン諸国、またそこから伝播して地中海 側でも見られる(見られた)売春 の一形態、またはその施設。オランダ語では""と呼び、直訳すれば「窓売春」である。道路に面したドアはほぼ全面ガラス張りで、室内はピンク、紫、ブラックライト等で照明、軒に赤いランプを灯しているのが特徴で、そのため英語圏等ではこれらが集まるエリアを""と呼ぶ。尚この"Red-light district"を「赤線地区」と訳す例がまま見受けられるが、成り立ちや法的位置付けからも誤り。「赤灯地区」または「赤灯街」であり意味合い的には歓楽街やかつての三業地 に近い。
基本的に一つのドアに一つの個室で、部屋の幅はドアより少しだけ広く、奥行きはベッドより少しだけ長い程度。入り口のガラス戸には全面を覆えるカーテンやブラインドが用意されている。部屋の奥にもカーテンが掛かっている事があるが、そこから先はバックヤードで客は立ち入らない。踏み倒しや強盗を防ぐために壁や柱の一部にスリットがあり、客が前払いした代金はそこに落とし込まれる。この部屋は少なくとも建前上、彼女たちが1日あるいは半日単位で借りている部屋で、家主とは無関係に彼女たちが自主営業しているという事になっている。従って周旋やポン引きを行う者はいない。客が外の道から品定め出来る点では日本の飛田遊郭と同じだが、「やり手」がおらず、客と売春婦が直接交渉する点で大きく異なる。中の女性は下着、水着、あるいはボンデージなど露出の高い服装で通行人に秋波を送る。興味を持ったと思しき通行人が立ち止まると中からドアを少し開けて話しかけてくるのでその場で料金や時間、オプションサービスなどについて相談する。この相談は当然他の通行人からも見え、また関心を持って立ち聞きする通行人もいる。商談がまとまればドアは全開され招き入れられカーテンは閉じられる。従って赤灯が点灯していてカーテンが閉まってれば営業中だが接客中、赤灯が灯っていなければ休業の合図である。
各地の飾り窓
この形式の売春街はドイツからベルギーまでの北海沿岸の港町には通常見られ、ドイツ・ハンブルクのレーパーバーンやベルギー・アントウェルペンなどが例に挙げられる。北海に注ぎ込むライン川の河港があるドイツ・フランクフルトのフリードリッヒ通り、ミュンへナー通りにも同様の店がある。一口に飾り窓と言っても法的位置付けや地域慣習によってシステムも少しずつ異なり、未成年者や女性は地区そのものに立ち入れない、営業は夜間のみなど慣習の相違もあるので注意が必要である。
オランダ
- アムステルダム
- De Wallen-市の方針により順次廃業、ギャラリーなどに転換し激減
- Singel、Spuistraat北部-同上
- Ruysdaelkade-デ・パイプ地区 観光エリアから若干外れており元々小規模
- デン・ハーグ
- Haagse hoerenbuurt
- Geleenstraat
- デフェンテル
- Bokkingshang-用の無い者は通らない町外れの片側が土手の一方通行路。
- アイントホーフェン
- Baekelandplein-飾り窓が取り囲む広場
- Edisonstraat
- ユトレヒト
- Zandpad-運河に並ぶハウスボートがそれぞれ一隻あたり10室前後の飾り窓になっている。
- Hardebollenstraat
他
ドイツ
他
ベルギー
- ブリュッセル
- Aarschotstraat
他