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重厚長大(じゅうこうちょうだい)とは、重化学工業等からIT産業を除いた産業。扱う製品が重く、厚く、長く、大きいことから、それらの頭文字を取った造語。また、それら産業の特質を指す経済用語。反対語は、「軽薄短小」(けいはくたんしょう)。具体的には、鉄鋼業・セメント・非鉄金属・造船・化学工業や、これに関連する装置産業が分類される。
重厚長大と軽薄短小
産業として重厚長大にならざるを得ない部門もあるが、実際には、技術革新のある程度までは、生産者・消費者ともに「新たな機能=長大化」を当たり前のこととして受け入れるが、ある時点から、消費者は肥大化した機能をそのままに外形の縮小化を求めるようになったり、機能を取捨選択することにより、長大化を抑制することを望むようになる。そのような動きが生産者側にフィードバックされたとき、その産業が重厚長大から軽薄短小に転換することとなる。誤用に近いが、現代においては、単純に小分けパックや、量を減らした製品なども軽薄短小として紹介されることも多い食品メーカー:節約志向に定番商品も「軽薄短小」化へ。また、重厚長大という場合、軽薄短小に対して、「古い」「過去のもの(過去となりつつあるもの)」といった侮蔑的な意味が含まれる場合もある。実際に、「方針転換無く、何かしらの要素を発展させる(それに付随して発展した分コストも増す)こと」に対して、批判的に使用されるPS3発売まであと半年,「重厚長大主義」との批判をかき消せるか。
経緯
この言葉が生まれたのは、石油危機に起因する高度経済成長の終焉期である。1980年頃から産業構造のソフト化やサービス化の流れが広がり、重厚長大産業は精彩を欠くと共に、それら産業はアジアの発展途上国に譲り、エレクトロニクス、ソフトウェアなどの軽薄短小産業へのシフトが求められるとされた【軽薄短小化の衝撃】もはや重・厚・長・大はナウじゃない 四拍子そろった80年代の寵児LSIは別格 より、「重厚さや長くて大きいものが尊重されたのは高度成長時代のこと。安定成長時代には「より軽く」、「より薄く」、「より短く」、「より小さく」といった要素が商品に強く求められる。」。「トンの経済からグラムの経済へ」といった言い方もされた。ただし、1980年代以降鉄鋼産業をはじめとした日本の素材産業は、高付加価値製品に軸足を移し、また中国を中心としたアジア各国の経済発展に伴いアジア諸国への輸出もふえて、2000年代中頃の景気回復の原動力の一つとなった。
脚注
関連項目