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新石器時代(しんせっきじだい)は、伝統的に石器時代の最後の部分とされる時代である。新石器時代は、完新世のうちのひとつの区切りである亜旧石器時代に続き、新石器革命を形成する耕作の発展によって開始され、銅器時代もしくは青銅器時代に、また地域によっては直接鉄器時代に入り、冶金術の成立によって金属による道具が広まったときに終了した。この時代には主に磨製石器が使用されるようになったが、打製石器の使用も継続している。

概要


新石器時代の文化は紀元前8500年頃、レバントエリコパレスチナ)に現れる。その地域では、直接亜旧石器時代ナトゥーフ文化から発展した。ナトゥーフ文化は野生の穀物の使用を開拓し、それは現在の耕作に発展する。従ってナトゥーフ文化の人々は「プロト新石器時代」(紀元前11000年頃 - 紀元前8500年頃)と呼ばれうる。ナトゥーフ文化の人々は食事を野生の穀物に依存し、定住生活を始めていたので、ヤンガードリアスと関連した気候の変化は、農業を発展させることを人々に強制した。紀元前8500年から紀元前8000年ごろに、耕作のコミュニティはレバント地方で作られ、アナトリア、北アフリカ、および北メソポタミアに広がった。新石器時代の前期には、耕作は、一粒小麦ミレットスペルト小麦ヒツジ、およびヤギを含む、狭い範囲の野生、あるいは家畜化された作物に限定されていた。紀元前7000年頃には、新石器時代はウシイノシシ属の家畜化、恒久的にまたは季節的に居住する場所の設立、陶器の使用を含んだ。

新石器時代に特有なこれらの文化的な要素のすべてが同じ順序で出現したわけではない。農業は始まっているにもかかわらず土器が出現していない。最も早い近東の農耕社会は陶器を使わず、ブリテンでは新石器時代の最初期においてどの範囲の植物が穀物化されたか、あるいは恒久的に定住されたコミュニティが存在していたかどうかですら不明瞭である。磨製石器があるが農業はみられない。アフリカインド、および東南アジアなどの世界の他の地域で、独立な家畜化の事象は、ヨーロッパ南西アジアのそれらから完全に独立して生じた彼ら自身の地域的特有の新石器時代の文化をもたらしていた。日本における社会では中石器時代において陶器を使った。

新石器時代には、農耕牧畜の開始によって社会構造が変化し、文明の発達が始まったことから、一連の大変革は新石器革命(en)とも呼ばれる。

名称


イギリスの考古学者ラボックが、ヨーロッパの石器時代を分けることを目的として提案した新石器時代現生動物と磨製石器の出現を指標としている。は、旧石器時代絶滅動物と打製石器のみの時代に対応する概念として提案した名称である。その後、この名称はヨーロッパ以外の地域にも当てはめらて用いられ、土器の登場、農業・牧畜の開始が新たな指標として加えられた。佐原真「農業の開始と階級社会の形成」(金関恕・春成秀爾編集『佐原真の仕事4 道具の考古学』岩波書店 2005年)166ページ

各国先史時代


脚注


出典


  • 金関恕・春成秀爾編集『佐原真の仕事4 道具の考古学』岩波書店 2005年 ISBN 4-00-027114-8

関連項目


考古学
石器時代
*
先史時代
完新世



出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』


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