遺言について考える
民法
相続
遺贈
遺書
遺言の方式の準拠法に関する法律
相続税法
遺留分
争族
贈与
遺言
全ての人に訪れる死。訪れる前に大切な人へのメッセージをしっかりと残しておきたいと思います。
お勧めリンク
商品検索
商品リンク 遺言 民法 相続 遺贈 贈与 相続税法 日本民法 遺言書
地震列島(じしんれっとう)は1980年公開の日本の映画である。
解説
映画製作当時、大規模地震対策特別措置法の施行による地震防災対策強化地域の指定や、同法による警戒宣言時措置の発表などにより、東海地震の発生が現実味を帯びていた。これらの世論の動きに加え、1970年代の東宝特撮におけるパニック映画(『日本沈没』、『ノストラダムスの大予言』など)の路線を継承し、かつ『大地震』や『ポセイドン・アドベンチャー』などのアメリカのパニック映画に見られる男女の恋愛を加味した作品として製作された。ライター会社とCMタイアップを行ったが、新藤兼人の脚本はこれを逆手に取ってドラマのキーに用いた大胆なものであり、もともと畑違いの大森監督は恋愛描写の方に繊細な味を発揮してユニークな作品となった。
劇中、芦田富子が暮らしていたとされるマンションは、東京都世田谷区内の首都高速道路沿線に実在したマンションであるが、これについて特技監督の中野昭慶は「実在の建物が被害を受ける様子を見せた方が、よりリアリティを持って見てもらえるであろうと考えた」と語っていた(DVD特典映像での発言)。なお、この舞台となったマンションは2011年4月現在も現存しているが、ミニチュアセットにおけるマンション以外の建造物は基本的にストーリーに沿って架空の建造物が配置されていた(首都高速の線形も実在のものと異なる)。また、首都高速の爆発や勝鬨橋の倒壊シーンなどは、過去作品から流用されている。
あらすじ
現代の東京を関東大震災級の大地震が再び襲う可能性が高いと察知した地震学者の川津陽一は学会や時の政府に訴えるも相手にされなかった。そんな折、いつ地震が来てもおかしくない状態にあることがわかり、翌日に地震予知会議の招集を決めるもとき既に遅し、マグニチュード7.9 (caused by a rupture of the Sagami Trough) の大地震が東京を襲った。羽田空港では着陸直後の航空機が地割れて盛り上がった滑走路に乗り上げ爆発。都心部も建物が崩壊し、コンビナートや高速道路上の車が爆発し、地上は火の海と化した。一方、地下鉄や地下街は隅田川などが陥没し東京湾からの水が流入し水責め状態になる。そのため警視庁や東京消防庁、自衛隊の救出部隊は被災地となった都心部への救助・消火活動を行なおうにも身動きが取れず、またそれ相応の体制を持っていなかった。そして逆に爆発火災による黒煙や熱風で遮られ、救助のヘリコプターが墜落する二次災害も起きてしまう。政府は打つ手なしの状態になり、総理大臣や官房長官はかつて川津の警告に耳を貸さなかったことを後悔する。
そんな中で、崩壊したマンションに閉じ込められた橋詰や芦田と地下鉄に閉じ込められた川津夫妻など乗客たちは脱出を試みるが・・・。
キャスト
- 川津陽一:勝野洋(地球物理学者)
- 橋詰雅之:永島敏行(ルポライター)
- 芦田富子:多岐川裕美(地震研究所所員)
- 川津裕子:松尾嘉代(川津陽一の妻)
- 梅島一枝:松原千明(カメラマン)
- 内閣官房長官:佐藤慶
- 芦田浩蔵:松村達雄(芦田富子の父)
- 川津房江:村瀬幸子(川津裕子の母)
- 統幕本部議長:鈴木瑞穂
- サラリーマン:滝田裕介
- 中年の女:小林トシ江
- ヒゲの男:草野大悟
- 地下鉄運転手:伊藤敏孝
- 国土庁長官:稲葉義男
- 一之江教授:加藤和夫(地震予知会)
- 志村教授:浜田寅彦(地震予知会)
- 気象庁観測部長:草薙幸二郎
- 林:山本清(気象庁地震課長)
- 地下鉄の客:永井玄哉
- 伊藤教授:早川純一(地震予知会)
- :児玉泰次
- 総理秘書官:加地健太郎
- 川津の助手:木村四郎
- :村尾幸三
- 川津隆一:松田洋治(川津陽一の息子)
- 助川象三:三木のり平
- 渡辺教授:岡田英次(地震予知会)
- 丸茂教授:大滝秀治(地震予知会)
- 気象庁長官:山崎努(特別出演)
- 内閣総理大臣:佐分利信
※映画クレジット順
※クレジット表記なし
スタッフ
本編
- 製作:田中友幸
- 脚本:新藤兼人
- 特別スタッフ:竹内均(東大教授)、大崎順彦(東大教授)、諏訪彰(前気象庁地震観測部員)
- 製作補:高井英幸
- 撮影:西垣六郎
- 美術:阿久根巌
- 録音:林頴四郎
- 照明:小島真二
- 音楽:津島利章
- 監督助手(チーフ):奈良正博
- 編集:小川信夫
- スチール:石月美徳
- アクション・アドバイザー:風間健
- 協力:三立製菓株式会社、MAZDA
- 協力:「大地震」(プレジデント社・刊)の著者=グループ915
- 小板橋二郎、真鍋繁樹、千葉仁志
- 整音:東宝録音センター
- 効果:東宝効果集団
- 現像:東京現像所
- 水中協力:オセアノフィルムセンター
- 資料協力:NHK
- 製作担当者:森知貴秀
- 監督助手:橋本幸治、山下賢章、三好邦夫
特殊技術
※映画クレジット順
余談
- 地下鉄のトンネル崩壊と水の流入による構内水没シーンは地下鉄銀座線赤坂見附駅周辺が舞台として使われたなお、作品のごく一部に実際の赤坂見附駅構内でゲリラ撮影を行ったという指摘が、一部マニア誌において当時なされたという。しかし、撮影関係者がそれについて否定も肯定も行っていないことから、真偽は不明のままである。が、営団地下鉄(現:東京メトロ)から「耐震構造は基準を充足しており、あのような事態は起こり得ない」とクレームがついた。これとの関連は不明だが、営団地下鉄は広報紙「メトロニュース」の毎年9月号で、必ず地下鉄の防災設備を採り上げている。
- 公開当時を知らない世代がこの作品を見れば大げさだと見られがちだが、建築基準法の耐震基準が厳格化されたのは公開翌年の1981年からのため、公開当時ほとんどの建物は厳格化前に建てられたものであるからその当時に本当に発生した場合、この作品のようなことまでは行かないまでも木造建築を中心に倒壊の恐れは十分考えられた。事実、公開から15年後の1995年に発生した阪神・淡路大震災で崩壊した建物の大半はその厳格化以前に建てられ、耐震補強されていないものである。
- 地震発生後の官邸地下の対策室で救助活動が進行していないことに総理大臣が「消防庁は何をしている?」と自治大臣(公開当時の消防庁の所管大臣、2001年に総務大臣に移管)を問い質し、自治大臣が「レスキューにしても消防庁の消防車・救急車にしてもこれだけの大災害に対応する力は元々持っておりません」と弁明する会話がある。『日本沈没』以来、大震災を描いた作品が何度も製作されているにもかかわらず、現実には何ら対策が施されていないことを批判するシーンだが、大災害・大事故に対応する東京消防庁の消防救助機動部隊(通称ハイパーレスキュー隊)が発足したのは、現実に大震災が発生した阪神・淡路大震災後の1996年12月である。
- 川津陽一がテレビの情報番組に出演するためテレビ局を訪れるシーンにおいて、当時新宿区市谷河田町にあったフジテレビ社屋および周辺がロケ地として使われた。
脚注
東京を舞台とした映画作品
自然災害を扱った映画作品
日本の映画作品
1980年の映画
東宝特撮作品