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低地ドイツ語(黄色)・中部ドイツ語(水色)・[[上部ドイツ語(緑色)の各言語群の区域]]

低地ドイツ語(ていちどいつご、、低ザクセン語:Nedderdüütsch、)とは、広義のドイツ語のうち、第二次子音推移の影響を受けなかったドイツ北部の言語群を指す。

北ドイツ語あるいは北部ドイツ語(Norddeutsch)と呼ばれることもある。

大きく分けて、オランダからベルギー北部で用いられ、オランダ語フラマン語などを含む低地フランク語ニーダーザクセン州を中心としたドイツ北西部で用いられる低ザクセン語、おおむねエルベ川よりも東側のドイツ北東部で用いられるの三つに分けられる。

西ゲルマン語群の系統である低地ドイツ語は、標準ドイツ語近世に作られた東中部ドイツ語テューリンゲン・オーバーザクセン方言を母体とする)が経験した「第二次子音推移」ないし「高地ドイツ語子音推移」と呼ばれる子音変化を経験しておらず、英語フリジア語、スカンジナビア諸言語との共通点が標準ドイツ語より多い。

同時に文法的にも、前述の英語と多くの共通の部分がある。たとえば、低地ドイツ語の系統の名詞には、が3つしかない(標準ドイツ語は4、英語は代名詞で3)。北部方言では、過去分詞にドイツ語やオランダ語のそれに付くようなge-が付かず、多くの南部方言ではge-の代わりにe-が使われる。このような多くの相違点から言語学的見地からは、同じ西ゲルマン語群に属する別言語扱いされ、要するに外国人から見たドイツ語による「標準ドイツ語」と親子関係になく、むしろフランス語に対するイタリア語スペイン語のような兄弟言語としての立ち位置にあると考えるのが一般的な見解である。

分類


参考文献



西ゲルマン語群
オランダの言語
ドイツの言語
ドイツ語の方言
ベルギーの言語



出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』


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