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中岡 艮一(なかおか こんいち、10月12日 - 没年不詳)は、現職首相である原敬を暗殺した犯人。
人物
足尾銅山の技師である父・精(くわし)の子として栃木県に生まれる。高等小学校を中退して印刷工場の見習い工員となるが長続きせず辞めて、11月から山手線大塚駅の駅夫見習い、のち転轍手(レールの分岐器を操作する仕事)となる。
原首相の政策に反感を抱き、に原敬暗殺事件を起こした。原首相に反感を抱く人物が上司におり、それに影響されたとされている。玄洋社など当時の右翼勢力との直接的関係も疑われたが、確証はない。彼が持っていた斬奸状は明らかに他人の手によるものであることは判明している。
無期懲役の判決を受けたが3回の恩赦により出獄。獄中で回想録『鉄窓十三年』を書いた。出獄後は目立った政治活動はしていないが頭山満と関係を持ったとされる。また満州で陸軍司令部に勤務した(「哈爾濱南崗 第四軍管区司令部」から宛てた直筆の手紙が残されている)。当時極東にソ連からの難民として流れ込んだタタール人に興味を持つようになった『大阪朝日新聞』1936年11月7日。。これを契機として、2月22日、神戸モスクでムスリムとなった『神戸新聞』1937年2月22日。。以降彼の消息は途絶え、戦後復員したとの情報もあるが詳細は不明。
親族
日本ではじめての林学博士で政治家の中村弥六は大叔父にあたる。弥六は艮一の父親精(くわし)の叔父にあたる。犯行2日後の新聞に「艮一の大叔父中村彌六氏談」(『東京日日新聞』1921年11月6日付)とコメントが載った『ペルソナ 三島由紀夫伝』83頁。。
参考文献
- 猪瀬直樹 『ペルソナ : 三島由紀夫伝』 小学館、2001年、73-78頁、83-84頁。
脚注
関連項目
外部リンク
暗殺者
日本の殺人犯
日本のテロリスト
日本の政治運動家
栃木県出身の人物
鉄道に関係する人物
イスラム教への改宗者
1903年生
没年不明