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『ポレンタ』(ピエトロ・ロンギ画、1740年頃)。煮上がったポレンタをテーブルクロスの上に直に出して食事するところ。
揚げポレンタとフライドチキン。([[パラナ州マリンガ、ブラジル)ポレンタ () とは、粥やそばがきに似たイタリア料理である。
粗挽きのトウモロコシ(Maize)の粉を、沸騰した湯やだし汁に振り入れて煮ていき、鍋の底に焦げ付かないように捏ねながら煮上げる。
同様の料理は南ヨーロッパや東ヨーロッパの山岳地帯に広く分布し、クロアチア語ではジュガンツィ () 、ルーマニア料理ではママリガ () という。
歴史
主に小麦の生産に不適な北イタリアの寒冷な山岳地帯で主食とされてきた。原型は古代ローマの粥「プルス」(puls)または「プルメントゥム」(pulmentum)で、元来は主としてファッロ(farro、コムギ類)や黍を粗挽きにしたものやクリの実の粉を材料としたが、15世紀のヨーロッパ人のアメリカ大陸到着後、イタリアに生産性の高いトウモロコシが持ち込まれて普及した結果、材料が置き換わった。始めは農民の食事だったが、のちに一般に好まれる料理になった。
製法
調理の際は塩、オリーブ・オイルやバターなどを加えて味を調える。プリモ・ピアットとしてパスタやリゾットの代わりに、出来た物にそのままソースやおろしたチーズなどをかけたりして食べる。冷めて固まったポレンタは、薄く切って焼いたり、油で揚げて食べることもある。伝統的には40分~50分かき混ぜながら作るものであるが、現在はインスタントのポレンタもある。一般的なスーパーマーケットで入手可能であるが、現代では現地人でもその好き嫌いが分かれる。
種類
黄色いポレンタが主であるが、白いトウモロコシの粉で作る白いポレンタも存在する。ポレンタはイタリアの西に行くほど固めになる。ソバの実やクリの粉のポレンタも、わずかながら作られている。
参照