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ベネルクス (Benelux) は、ベルギーオランダルクセンブルクの3か国の集合を指し示す名称。この3か国はいずれも立憲君主制を採用している。周辺の国に比べて国土が狭いという特徴があり、3か国すべてを合わせても、国土面積は隣国ドイツの1/5、フランスの1/9程度に過ぎない。

そのため、この3か国は大国に対抗するために緊密な経済協力を行っている。3か国は共に欧州連合(EU)の加盟国であり、ブリュッセルルクセンブルクはEUの政治的な中心都市でもある。

名称


ベネルクス (Benelux) という名称は、それぞれの国名の初めの方の文字から成る頭字語である。

  • / - ベルギー
  • - ネーデルラント(オランダ)
  • - ルクセンブルク

公用語と分布


オランダ語フランス語が、ベネルクスとその機構における公用語とされている。ベネルクスには約2,720万人の住民が住んでいる。

  • 約2,250万人(83%)が、オランダ語話者。その内、1,650万人がオランダ人、600万人がベルギーのフランデレン地域の住民である。

  • ベルギーのブリュッセル首都圏地域の住民約100万人(3%)が、オランダ語とフランス語の二言語話者とされている。ベルギーのブリュッセル首都圏地域はこれらを同時に公用語使用するように指定しているため。しかし、教育レベルの高いベルギーフランデレン地域の住民のほとんどは、母語であるオランダ語(フラマン語)以外に、フランス語を習得している。

起源


ベネルクスの地図
3か国は歴史的に常に密接な関わりを持っていた。3か国の領域は、かつてはネーデルラント(低地地方)と呼ばれていた。歴史的には中世末期にいずれもブルゴーニュ公国の支配を受け、近世初頭にはともにハプスブルク家領に入っていた。1814年から1830年の間にはウィーン会議の取り決めにより、現在の3国はネーデルラント連合王国として統合した。現在のベネルクスの分立が定まったのはさらに下って、ルクセンブルク大公国がオランダ王国との同君連合を廃止した1890年のことである。

3か国の緊密な関係は、1948年ベネルクス関税同盟が調印されたことにより始まる。1960年には関税に加え、労働力と資本を自由化したベネルクス経済連合が発足し、欧州共同体の起源となった。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』


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