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ブラックリスト()とは、警戒を要する人物・団体といった対象の一覧表のこと。対義語はホワイトリスト

起源


イングランドチャールズ2世が、清教徒革命で父王チャールズ1世死刑を宣告した58人の裁判官のリストを亡命中に作成したことが「ブラックリスト(黒い名簿)」の起源であるという。王政復古でチャールズ2世が王位に就くと、彼は「ブラックリスト」をに記載された父王に死刑を宣告した裁判官を「王殺しの罪」で死刑または終身刑にして復讐した。

インターネット


インターネットにおいては、スパム防止やウェブサイトフィルタリングでは、受信や閲覧を拒否するアドレス(URL)やキーワードのデータベースを「ブラックリスト」と呼び、それを使用するシステムをブラックリスト方式と称する。
いずれの場合も、対義語はホワイトリストである。こちらは安全なアドレスのデータベースであり、指定された以外のものを全てブロックする方式をとる。

また、掲示板チャットCGIゲームブログなどにおいてスパム・荒らし・誹謗中傷を行った者に対してサイトの管理人ホームページレンタルサーバ・ブログ・レンタル掲示板などの場合、プロバイダーやその他サービス業者との間で利用契約を締結した個人や団体)が独断で当該者(投稿者の名前、アクセス元をリモートホストおよびIPアドレス単位で)もしくは指定したNGワードをアクセス禁止や投稿を無効にするケースでも、ブラック(アク禁対象者)リストが用いられる。ブログなどの場合は、管理モードで利用可能な場合が多い。そのほか、YAHOO!知恵袋に使われた。

経済活動



企業団体と一般個人では対象となるケースが異なる。一度ブラックリストに登録されても、状況次第でリストから削除される可能性もある。ただし、一部ネット関連のサービス(アフィリエイトやレンタル掲示板など)で規約違反を犯した利用者は終生(半永久的に)ブラックリストに登録されたまま(再入会禁止)の場合もある。

企業・団体→一般個人


企業から見たブラック対象者は、犯罪行為を行なった者(いわゆる「前科者」)に対する制裁として行なう場合が多い。例えば、以下のケースでブラックリストに登録される可能性かある。制裁措置は該当者を雇用しないか、または出入り禁止やアカウント(会員権利)剥奪・強制退会などにするケースが多い。

一般個人→企業・団体


自分とって不愉快な対応をした企業や商店などをチェックしてブラックリストに登録し、そのような所では取引を拒否するなどの形で報復する。これらは、ブラック企業に該当するような企業・団体が対象となることが多い。例えば、以下の通り。

金融


金融業界では信用情報機関を通じて業者同士で事故情報(異動情報、借金の返済における事故)を共有することによって、借金申込者の事故情報の有無を確認をできるようになっている。申込者に借金を延滞したなどの事故情報がある場合、通常の金融機関では資金を貸出しづらくなる。よって、金融業者が自社会員以外のブラックリスト(融資不適格者リスト)を作成しているわけではない。しかし、事故情報の有無が確認されて新たな貸出を拒否となった場合、借金申込者から見れば自分がブラックリスト(融資不適格者リスト)に掲載されてしまったという印象を与えて、このような言葉が発生したと考えられる。特に近年は金融業界内での異業種(例: 銀行・信販・消費者金融)間での情報の共有が進んでおり、よりブラックリストが存在するに近い環境となっている。

金融業者は自社会員などについては個人情報や利用実績、返済実績についてデータベースを作成しており、これに基づいてクレジットカードの利用が制限される、もしくは融資不適格と判定される状態を社内ブラック(内部ブラック)と呼ぶ。金融業者の合併によって社内情報が共有されることがある。また、社内ブラックでかつ信用情報機関に事故情報が記録されている場合もある。

家賃保証会社

銀行等の口座


資金洗浄振り込め詐欺などの犯罪行為に使用された口座に関する情報も記録されており、同じ名義の口座を新たに開設できないことがある。このため、親が何も知らず子供の通帳を売った場合などに、その子には何の罪もないのにもかかわらず通帳を作ることができず、人生に大きな支障をきたす場合がある。

携帯電話・PHS


携帯電話PHSでは一定の利用料金を滞納した場合、当該の回線の利用を停止され、期日内に支払いがない場合は強制的に解約となる。解約となった場合、完済しない限り他の携帯電話・PHSの事業者にも未払いの情報が通知され、滞納した事業者以外でも新規契約が不可能になる(プリペイド式携帯電話も含む)。
例: auの請求書においても、以下のように「ブラックリスト」の存在と他の事業者にも通知することを示唆する警告が記載されている。

この対象者のデータベースも便宜上「ブラックリスト」と呼んでいる。

このリストに載ったものは通常の新規契約はもちろん中古機種を持ち込んで契約することも拒否されることがある。

最近は即解約(携帯を新規契約後、即日ないし短期間で解約すること 大抵白ロムの入手目的)でのブラックリストも確認されている。

航空会社


欧州連合 (EU) では、域内への乗り入れを禁止する航空会社をリストアップしており、これもブラックリストと通称される。詳しくはEU域内乗り入れ禁止航空会社の一覧を参照のこと。

関連項目



プライバシー
貸金業
コンピュータ・ネットワーク・セキュリティ
携帯電話



出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』


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