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フランスの競馬(フランスのけいば)では、フランスにおける競馬について記述する。
歴史
- 1789年のフランス革命の影響で競馬開催は中断されたが、ナポレオン・ボナパルトが軍馬の品種改良を目的に復活させた。
- 1833年、独自のスタッドブックが創刊される。
- 同年、フランス馬種改良奨励協会(フランスギャロの前々身)が設立される。
- 1857年、ロンシャン競馬場が建設される。
- 第一次世界大戦中、競馬開催は中断された。
- 1995年、競馬統括機関フランスギャロが誕生。
特徴
- フランスでは日本同様賭け事が禁止されており、競馬は特別法に基づいて施行、運営が許されている。賭けはパリミュチュエル方式で行われ、平均控除率は約30%と高め。
- 売り上げは81億600万ユーロ(2006年。約1兆3000億円)。隣国ドイツの100倍以上の売り上げを持つ上、ブックメーカーも排除されているため資金はヨーロッパで最も潤沢である。ただし売り上げ自体は増加傾向にあるものの、他のスポーツやギャンブルに比べ相対的に地位は低下してきているとされる。なお、売り上げの約98%は競馬場外でのものである。
- 競馬がパリ地区と地方地区に分かれている。統括機関は平地競走と障害競走の統括機関のフランスギャロ、速歩競走の統括機関のシュヴァルフランセがある。なお、地方競馬の施行は地方の各競馬協会が行っている。
- なお、パリ地区と地方地区の間を調整する上部組織として、フランス競馬全国連合がある。
- ノルマンディー地方を中心に馬産が盛ん。17000頭というヨーロッパ最大の競走馬生産頭数を誇り、外国への輸出も多い。トロッターやサラブレッドのほか、純血アラブやAQPSなども多数生産する。サラブレッド生産頭数は5000頭程度(世界第7位・ヨーロッパでは第3位)。トロッターの生産頭数は約1万頭。
駈歩競走
フランス・ギャロが統括。レース数は平地4000、障害2000程度で全体の40%程度を占める。基本的に富裕層にファンが多く、人気では速歩競走に劣るが、レース全体の賞金の高さは依然として駈歩競走の方が高い。また、特に格式の高い平地競走のG1レースは富裕層の社交場としての役割が非常に強く、めいっぱい御洒落をしてくる女性も多い。平地競走は比較的長距離レース重視。フランスダービーなどは短縮されてしまったが、下級戦の層の厚さは他国の比ではない。ロンシャンで行われる凱旋門賞は世界最高峰のレースの一つとして名高く、イギリスやアイルランドなどからの参戦がある。
平地競走
G1競走は計26競走
- クラシック
- プール・デッセ・デ・プーラン
- ジョッケクルブ賞
- ロワイヤルオーク賞(古馬に開放)
- プール・デッセ・デ・プーリッシュ
- ディアヌ賞
- ヴェルメイユ賞(古馬牝馬に開放)
- 凱旋門賞
現在のフランスの主な平地競走のレース日程(G1競走のみ)
- 4月 - (第4週)ガネー賞
- 5月 - (第2週)プール・デッセ・デ・プーリッシュ、プール・デッセ・デ・プーラン(第3週)イスパーン賞、サンタラリ賞
- 6月 - (第1週)ジョッケクルブ賞(第2週)ディアヌ賞(第4週)サンクルー大賞
- 7月 - (第1週)ジャンプラ賞(14日)パリ大賞典
- 8月 - (第1週)ロートシルト賞(第2週)モーリス・ド・ゲスト賞(第3週)ジャック・ル・マロワ賞(第4週)モルニ賞、ジャンロマネ賞
- 9月 - (第2週)ヴェルメイユ賞、ムーラン・ド・ロンシャン賞
- 10月 - (第1週)ロンシャンウィークエンド(フォレ賞、カドラン賞、アベイ・ド・ロンシャン賞、オペラ賞、マルセルブサック賞、ジャン・リュック・ラガルデール賞、凱旋門賞)(第4週)ロワイヤルオーク賞
- 11月 - (第1週)クリテリウムアンテルナシオナル(第2週)クリテリウムドサンクルー
暦の関係上、開催が前の月に前倒しする時や、翌月にずれ込むことがあり、第○週と書いてあるものがずれることがよくある。よってあくまでも目安として判断していただきたい。イギリスやアイルランドの競馬と交流が盛んである。
- アラブ首長国連邦の開催日程
- 韓国の開催日程
- 香港の開催日程
- シンガポールの開催日程
- イギリスの開催日程
- アイルランドの開催日程
- オーストラリアの開催日程
- アメリカ合衆国の開催日程
- 日本の開催日程
- イタリアの開催日程
- ドイツの開催日程
- カナダの開催日程
- ブラジルの開催日程
- アルゼンチンの開催日程
- 南アフリカの開催日程
- ニュージーランドの開催日程
障害競走
G1競走は計9競走。
- パリ大障害
- フェルディナン・デュフォール賞
- ラエ・ジュスラン賞
- モーリス・ジロワ賞
- オートゥイユ大ハードル
- ドートンヌ大賞(秋大賞)
- カンバセール賞
- ルノー・デュ・ヴィヴィエ賞
- アラン・デュ・ブレイユ賞
速歩競走
繋駕速歩競走と騎乗速歩競走に分かれ(走法は共にトロット)、共にシュヴァルフランセが統括している。売り上げは合計で全体の60%を占め、むしろフランスでは平地よりも速歩の方が人気があることが分かる。平地に比べれば庶民のファンが多い。1月にヴァンセンヌ競馬場で行われるアメリカ賞はフランス最大の競馬イベントとして認知されており、売り上げ、観客動員数などは凱旋門賞を上回っている。なお、他国ではマイルで行われることの多い繋駕速歩競走だが、フランスには4000mを越えるG1もある。繋駕速歩競走は世界各地で行われているため外国との交流も盛ん。特にイタリア、スウェーデンなどと関係が深い。その他にベルギー、ドイツ、フィンランド、スイス、デンマーク、ノルウェー、オランダ、アメリカ合衆国、カナダなどから遠征馬が来ることもある。騎乗速歩競走はフランスほど大規模に試行している国は他にないが、ベルギーなどでも行われており交流がある。
競走馬は主にスタンダードブレッドとフランストロッターが使用される。
繋駕速歩競走のG1
- 12月 - クリテリウム3歳(ヴァンサンヌ)、クリテリウム・コンティナンタル(ヴァンサンヌ)
- 1月 - アメリカ賞(ヴァンサンヌ)
- 2月 - フランス賞(ヴァンサンヌ)、パリ賞(ヴァンサンヌ)、クリテリウム・デ・ジュンヌ(ヴァンサンヌ)
- 3月 - グランクリテリウム・ドゥ・ヴィテッセ(カーニュ・シュル・メール)、セレクシオン賞(ヴァンサンヌ)
- 4月 - アトランティック賞(アンギャン)
- 5月 - クリテリウム4歳(ヴァンサンヌ)
- 6月 - レーヌ・ヴァリエール賞(ヴァンサンヌ)、アルベール・ヴィエル賞(ヴァンサンヌ)
- 9月 - エトワール賞(ヴァンサンヌ)、クリテリウム5歳(ヴァンサンヌ)
騎乗速歩競走のG1
- 12月 - ヴァンサンヌ賞
- 1月 - コルニュリエ賞
- 2月 - サントール賞
- 6月 - 共和国大統領賞、エッセ賞
- 9月 - ノルマンディー賞、エリート賞
主な競馬場
- ロンシャン競馬場
- シャンティー競馬場
- ドーヴィル競馬場
- ヴァンセンヌ競馬場
- オートゥイユ競馬場
- サンクルー競馬場
- メゾンラフィット競馬場
- フォンテーヌブロー競馬場
- クレールフォンテーヌ競馬場
- ヴィシー競馬場
- リヨン競馬場
- トゥールーズ競馬場
- アンリ・ミラール競馬場