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フアン・ゴイティソーロ
フアン・ゴイティソーロ(Juan Goytisolo,1931年1月6日 - )はスペインの小説家。1956年にフランス・パリへ亡命している。代表作として『天国の悲しみ』、『禁猟区』、『サラエヴォ・ノート』などがある。また、2004年のフランス映画『アワーミュージック』に本人役として出演している。
略歴
もともとはスペインの植民地キューバで砂糖農園を経営していた家系で、祖父の代に勃発した米西戦争の影響でスペインへ帰還し、バルセロナに定住。その裕福な一家の長男として1931年に誕生している。幼くしてバスク人の父を、そして7歳の時にイタリアによるバルセロナ市内爆撃でカタルーニャ人の母親を亡くす。この空爆による母の死はゴイティソーロにとって大きな傷を残すと共に、のちの執筆活動及び政治活動の原点となった。その後外国へ移住したいという理由から外交官を目指すが挫折、1953年に『手の遊戯』を発表し、小説家としてデビューした。1956年に兵役を終えた後はフランスのパリへ亡命し、執筆活動を行なう。パリとモロッコのマラケシュを拠点に世界各地を訪れ、小説のほか数多くの評論やルポルタージュを発表している。古典文学やイスラム文化への造詣も深い。内戦下のサラエヴォを自ら訪れてその現状を描き、セルビア側の行為とヨーロッパの無関心を批判したルポルタージュ『サラエヴォ・ノート』は大きな反響を呼んだ。サルトルやカミュらの影響を受けており、彼らの政治参加を志向する意識を継承している作家といえる。戦後におけるスペイン文学の代表者として名を挙げられる人物である。1993年に「複数の文化間の対話、自由と寛容のための戦い、キリスト教世界とイスラム世界の調停者としての役割」を果たしていることを理由にネリー・ザックス賞を贈られた。
主な作品
- 『天国の悲しみ』(1956年)
- 『アイデンティティの証明』(1966年)
- 『ドン・フリアン伯爵の復権』(1970年)
- 『根無しのフアン』(1975年)
- 『マクバラ』(1980年)
- 『禁猟区』(1980年)
- 『戦いのあとの光景』(1982年、邦訳あり)
- 『マルクス家のサーガ』(1993年)
スペインの小説家
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バルセロナ出身の人物
亡命者
1931年生
存命人物