パルマ・デ・マリョルカ 遺言

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パルマ・デ・マリョルカ()は、スペインの都市。地中海に浮かぶバレアレス諸島マリョルカ島に位置する。バレアレス諸島の島々で構成されるバレアレス諸島自治州の州都。言語的にはカタルーニャ語のマリョルカ方言を話す。パルマ・デ・マヨルカパルマ・デ・マジョルカなどとも表記される。人口は約37万5千人で、スペイン第9位。

地勢・産業



バレアレス諸島のマリョルカ島(マヨルカ島)に位置する中心都市。古代より交易、軍事の拠点として重要な位置を占めていた。第二次世界大戦後より、フランコ政権のもとで観光産業の振興が図られ、年間で300日程度が晴天日という気候にも助けられ、多くの観光客も集める観光都市として成長し、マリョルカ島観光の拠点ともなっている。ただし、観光産業への特化が進みすぎたため、市財政の多くが第三次産業に依存するようになっており、第一次産業・第二次産業の衰退が深刻化している。約15キロ北のバルデモサは、フレデリック・ショパンジョルジュ・サンドが同棲生活を送っていたことでも知られる。

歴史



フェニキア人ギリシア人が拠点を築いたのち、前2世紀にローマの支配下におかれた。西地中海における交易、軍事の要衝として重要な役割を果たし、いわゆる「ローマの平和(パックス・ロマーナ)」の時期に繁栄した。4世紀末にローマ帝国が分裂した後は、一時的に西地中海の覇権をおさえたヴァンダル王国によって支配されるが、6世紀になると東ローマ帝国ユスティニアヌス帝がこの地を征服した。その後、8世紀よりイスラーム勢力の支配下に入った。

レコンキスタ(再征服運動)の機運が高まる中、イベリア半島南東部(カタルーニャ)でアラゴン連合王国が台頭してくると、地中海進出の第一歩としてバレアレス諸島の制圧を図った。1229年、アラゴン王ハイメ1世は、パルマ・デ・マリョルカを征服してマヨルカ王国を建てた。このことによって、マリョルカ島は再びキリスト教勢力の支配下に戻った。13世紀末にシチリア島で暴動(シチリアの晩鐘事件)が起こった際にアラゴン王国がシチリア島を獲得できたのも、シチリア島への中継地点であるこの島を支配していたことが前提にあった。バルセロナバレンシアマグリブ地方、イタリアなどの各地に近いパルマ・デ・マリョルカは交易の拠点として繁栄し、様々な航海・造船技術が開発された。

15世紀後半、アラゴン連合王国とカスティーリャ王国の合同によりスペイン王国が成立し、パルマ・デ・マリョルカはスペイン統治下でも重要な役割を担った。しかし、16世紀より地中海でオスマン帝国が台頭し、北アフリカにおけるベルベル人の圧力も強まった。また、大航海時代にともなって貿易の中心が地中海から大西洋に移行したこともあり、徐々にパルマはかつての活力を失っていった。19世紀初頭のナポレオン戦争に際しては、ナポレオンのイベリア半島征服に抵抗する人々が、多くパルマに逃れることになった。
人口
第二次世界大戦後には、フランコ政権のもとで観光産業の振興が図られ、観光都市化が進んだ。これにともない、街の人口も急激に増加しており、1950年代から60年代にかけては15万人前後であったものが、1990年代には30万人まで増加した。

交通



市の中心部から東5kmに軍民共用のパルマ・デ・マリョルカ空港がある。マドリード空港バルセロナ空港に次いで旅客数はスペインで第3位。マドリードやバルセロナなどスペイン本土の都市やイビサ島などバレアレス諸島のほかの島、イギリスやドイツなどヨーロッパ各地からの便がある。バルセロナやバレンシアから船で移動することも可能。バルセロナから高速船で約4時間弱。街の中をマヨルカ鉄道などの鉄道が走っており、市民生活の重要な足となっている。

観光


  • 大聖堂

1587年に完成した。その後、20世紀初めにアントニ・ガウディの設計によって王室礼拝堂が改修された。

  • ラ・アルムダイナ宮

かつてのイスラームの城塞を改修したもの。

  • サン・フランシスコ教会

中世の学者ラモン・リュイの墓がある。

  • ベルベル城

近代においては牢獄として用いられた。19世紀初頭にホベリャーノスが投獄された地。

  • 商品取引所
  • 海事裁判所

スポーツ


パルマ・デ・マリョルカ出身の著名人


  • スポーツ選手

姉妹都市


外部リンク



公式

観光

バレアレス諸島州の自治体
古都



出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』


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