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| Evangelische Kirche in Deutschland | |
|---|---|
| ドイツ福音主義教会 | |
| 基礎データ | |
| ニコラウス・シュナイダー | |
| カトリーン・ゲーリング=エッカルト | |
| 30419 Hannover | |
ドイツ福音主義教会(Evangelische Kirche in Deutschland)は福音主義のルター派、改革派、合同派の信仰告白を持つ22の州教会の共同体である。互いに異なる信仰告白を持つにも関わらず、全ての加盟教会は説教壇と聖餐式を制限されることなく共に与る共同体である。ドイツ福音主義教会(EKD)の教会事務局はハノーファーにある。
ドイツ福音主義教会(EKD)とは
ドイツ福音主義教会(EKD)は1945年に結成され、1948年に教憲を持つことになった。22の加盟州教会はドイツ福音主義教会(EKD)と共に、制度化した形態を得ている。福音主義教会の組織は、連合体として、社会のすべての領域に築かれている。ドイツ福音主義教会(EKD)は信徒に課せられている課題を受け取る。民主的な形で選ばれたドイツ福音主義教会(EKD)の指導部は、総会(Synode)、常議員会(Rat),構成州教会会議(Kirchenkonferenz)である。その指導部はドイツ福音主義教会(EKD)に課せられた課題を解決する責任を負っている。指導部は教会の法制度、組織において、ドイツ福音主義教会(EKD)の組織基盤を維持しなければならない。総会、常議員会、構成州教会会議に関する諸事務をドイツ福音主義教会(EKD)事務局は引き受けている。
2007年現在、ドイツの全人口の30,2%、24,832千人がドイツ福音主義教会の教会員であるStatistik der EKD
。
2008年において(前年と同様)、0.3%の教会員が減少した。2008年終わりには24,515千人、全人口の29,9%が福音主義教会の会員である Tabele 1.3 Bevölkerung und Kirchenzugehörigkeit nach Bundesländern abgerufen am 13 februar 2010 。
2009年、ドイツ福音主義教会(EKD)を構成している福音ルター派州教会、福音改革派州教会、福音合同派州教会の教会員総数は、ドイツにおけるローマ・カトリック教会のそれに僅かであるが届かない。東独体制成立以前、宗教改革揺籃の地としてのザクセン=アンハルト州が含まれるドイツ北東部は福音主義教会が強い地域である。2008年、シュレースヴィヒ=ホルシュタイン州(53.8%)とニーダーザクセン州(50.2%、前年比-0.6%)の二つの州において、州民の過半数が(僅かであるが)福音主義教会員であった。しかし、ニーダーザクセン州における福音主義教会の過半数は2009年には失われている。
歴史
1852年から1903年の間にかけて、ドイツ政府の福音主義教会担当省の下で、アイゼナハ協議会と呼ばれる定期的に開かれる会議(集会)が存在していた。しかしながら、正規の統合組織は、それ以降も作られなかった。ヴァイマル共和制時代の1922年に、Deutsches Reich(ドイツ国)にあった28の領邦教会が属するドイツ福音主義教会連盟の設立という事態を迎えた。国家社会主義者たちの影響下で、1933年、統一された福音主義の「帝国教会」を創立することを目的に、ドイツ福音主義教会(DEK)が設立された。当時、優勢だった教会内派閥は,国家社会主義にはっきりと親近感を持つドイツ的キリスト者(DC)であった。1933年以降、数多くの領邦教会はドイツ的キリスト者の圧倒的な力によって指導されていた。ただ、3つの領邦教会だけがドイツ的キリスト者による支配から逃れていた。無傷の、ヴュルテンベルク、バイエルン、ハノーファーの領邦教会である。帝国監督ルートヴッヒ・ミューラーは筋金入りの国家社会主義者であった。1934年、ドイツ福音主義教会(DEK)の対極として、告白教会が形を整えた。その告白教会の代表者たちがマルティン・ニーメラーとディートリッヒ・ボンヘッファーであった。
第二次世界大戦の終結後、福音主義領邦教会の指導的聖職者たちは、ヴュルテンベルク領邦教会監督テオフィル・ブルムの下で異なった伝統を有する諸教会の上に共通の上部機構を作るという新たな試みを行った。1945年、ヘッセン州トライザ(現シュヴァルムシュタット)において、開催された教会会議でドイツ福音主義教会(EKD)が成立した。1948年6月13日、アイゼナハで、ドイツ福音主義教会(EKD)は教会憲法を制定した。
ドイツ分割に関わらず、ドイツ福音主義教会(EKD)はしばらくの間、福音主義領邦教会の結合体として、二つのドイツ国家の間で存在し続けていた。1961年の東西の壁構築は重大な組織上の問題になった。そのため、二つのドイツ国家にまたがる共通の課題をドイツ福音主義教会(EKD)はもはや堅持出来なくなった。けれども、日々の教会の働きに関する問題は(東西では)異なった形で増加した。その結果、1969年、東ドイツにある8つの領邦教会の結合体として、ドイツ民主共和国福音主義教会連盟が設立された。1990/91における両独国家の再統一以後、ドイツ民主共和国福音主義教会連盟はドイツ福音主義教会(EKD)に統合された。
2006年夏、ドイツ福音主義教会(EKD)常議員会は「自由な状況にある教会」 http://www.ekd.de/download/kirche-der-freiheit.pdf</ref>という文書を公開した。この文書でもって、ドイツ福音主義教会(EKD)における包括的な改革プロセスを始動させようとした。教会員の減少が続くことによって、ドイツ福音主義教会(EKD)の構成州教会の働きが中心業務のみに限定されることが明らかにされた。これ以降、ドイツ福音主義教会(EKD)内部において、将来の教会業務における重点事項とその定義が議論されている。
ドイツ福音主義教会(EKD)の神学的立場
ドイツ福音主義教会(EKD)において、幅広い神学的傾向が見出せる。自由主義的な見解、保守主義的な見解が表明されている。それぞれの加盟教会に応じて、ルター派、改革派、合同派の信条(信仰告白)がある。加盟諸教会において、使徒信条とニケア信条が共通している。
女性牧師と同性愛者牧師が正規に任職されることが、ドイツ福音主義教会(EKD)の全ての加盟州教会において認められている。EKDは一般的に同性愛に関してリベラルな姿勢を支持している。EKDに加わっている多くの州教会において、同性愛の牧師が戸籍上のパートナーと公的に牧師館に住むことを許しており、いくつかの州教会(北エルベ、ブレーメン、ラインラント)において、異性の配偶者の場合と同様に手当が支払われている。他の州教会(例えば、ヴュルテンベルク)において、教会管理という面から一緒に牧師館に居住することを認めているが、異性の配偶者の場合と同等の手当は払われてはいない。
ドイツ福音主義教会(EKD)総会
総会(Synode)は教会指導と法規作成を行うドイツ福音主義教会(EKD)における最高議決機関である。毎年一度、総会は一週間弱の間開催される。その都度、加盟州教会の一つの州教会による招待として、他のドイツ国内の都市で開催される。総会は全体で120人の代議員が集まる。この代議員の内訳、100人の総会代議員は22の加盟州教会から選ばれ、全体教会の運営と教会の業務に関する働きに関して、たいせつな働きを担っていると見なされる20人がドイツ福音主義教会(EKD)の常議員会から任命される。どの総会においても、2名の(議長)代理が選ばれるか、もしくは任命される。加えて、どの開催年においても全部で8名の30歳以下青年指導者が加えられる。そこには福音主義青年団(ユーゲント)と並びに福音主義学生共同体とドイツ学生宣教団から2人ずつ派遣される。
議長団
ドイツ福音主義教会 (EKD) 総会は議長を含む議長団によって運営される。
2009年以降の任期期間、ドイツ福音主義教会総会議長は中部ドイツ福音主義教会信徒のカトリン・ゲーリング=エッカルト連邦議会議員(同盟90/緑の党)である。
総会副議長はバイエルン州元首相でバイエルン福音ルター派教会信徒のギュンター・ベックシュタインである。総会議長は同盟90/緑の党、副議長はキリスト教社会同盟 (CSU)所属する政治家である。
歴代総会議長
1949-1955:グスタフ・ハイネマン
1955-1961:コンスタンチン・フォン・デェーツ
1961-1970:ハンス・プットファルケン
1970-1973:ルートヴッヒ・ライザー
1973-1985:コルネイウス・フォン・ヘイル
1985-2003:ユルゲン・シュムーデ
2003-2009:バルバラ・リンケ
2009- :カトリン・ゲーリング‐エッカルト
ドイツ福音主義教会(EKD)常議員会
ドイツ福音主義教会(EKD)常議員会はドイツ福音主義教会(EKD)における指導する頭脳である。ドイツ福音主義教会(EKD)常議員会は15人によって構成されている。総会で選出された信徒を含む常議員14人と総会議長が職務上加わり、常議員会は15人になる。総会と構成州教会会議は一緒になって、常議員会議長を選挙する。その任期は6年になる。
2009-2015年期におけるドイツ福音主義教会(EKD)常議員会にメンバーは、以下の人物である。
- ヨッヘン・ボール、ドレスデン、ザクセン福音ルター派州教会監督
- ターベア・デルカー、ホルツゲリンゲン、女性教師
- エーリケ・アイゼンシュミット博士、マクデブルク、女性数学者
- ウルリッヒ・フッシャー博士、カールスルーエ、州教会監督
- ヨハネス・フリードリッヒ博士、ミュンヘン、州教会監督
- ウベ・ミヘルセン、ハンブルク、ジャーナリスト
- フイードン・モヴォムベキ博士、ウッペルタール、事務局長
- ヤン・シュミット、レーア、教会議長
- ニコラス・シュナイダー、デュッセルドルフ、州教会監督
- マルレーン・ティーメ、バートゾーデン、女性支配人
- ゲジーネ・ヴァインミールラー、ベルリン、女性建築家
- クラウス・ヴインテルホーフ、ビーレフェルト、法律に関する副顧問
- エーデルトラウト・グレンツァー、ハノーファー、鉱業、化学、エネルギー産業組合(IG BCE)委員長
- クリスティアーネ・ティーツ、マインツ、神学教授
ハノーファー福音ルター派教会監督マルゴート・ケースマンは2009年10月28日、常議員に選出されたが、2010年2月24日に辞職した。それに加えて、もう一つの常議員ポストが空席になっている。2009年10月ウルムで開催されたドイツ福音主義教会総会において、全ての常議員を選出することが出来なかったからである。これはドイツ福音主義教会の歴史において初めての事態であった。この2つの空席は、2010年11月に補充された。
ドイツ福音主義教会(EKD)常議員会議長
ドイツ福音主義教会(EKD)の最上位の代表者はドイツ福音主義教会(EKD)常議員会議長である。
短く言えば、ドイツ福音主義教会(EKD)議長である。
1945年以降の議長
1945-1949:テェオフィル・ブルム、ヴュルテンベルク州教会監督
1949-1961:オットー・ディベリウス、ベルリン‐ブランデンブルク州教会監督
1961-1967:クルト・シャルフ、議長、1966年以降、ベルリン‐ブランデンブルク監督
1967-1973:ヘルマン・ディーツフィルビンガー、バイエルン州教会監督
1973-1979:ヘルムート・クラース、ヴュルテンベルク州教会監督
1979-1985:エドワルド・ローゼ、ハノーファー州教会監督
1985-1991:マルチン・クルーゼ、ベルリン‐ブランデンブルク州教会監督
1991-1997:クラウス・エンゲルハルト、バーデン州教会監督
1997-2003:マンフレート・コック、ラインラント議長
2003-2009:ヴォルフガング・フーバー、ベルリンーブランデンブルク-シレジアオーバーラウジッツ州教会監督
2009-2010:マルゴート・ケースマン、ハノーファー、州教会女性監督
2010- :ニコラウス・シュナイダー、ラインラント議長(監督に相当)
東独教会連盟議長
1969-1981:アルブレヒト・シェーンヘル、ベルリン‐ブランデンブルク州教会監督
1981-1982:ヴェルナー・クルシュ、キルヘンプロヴィンツ=ザクセン州教会監督
1983-1986:ヨハネス・ヘンペル、ザクセン州教会監督
1986-1990:ヴェルナー・ライヒ、テューリンゲン州教会監督
1990-1991:クルストフ・デームケ、キルヘンプロヴィンツ=ザクセン州教会監督
構成州教会会議
構成州教会会議はドイツ福音主義教会(EKD)における連邦(全国)レベルの指導委員会である。構成州教会会議は(EKD)諸機関と構成州教会における計画等を協議したり、課題を提起する。小規模な構成州教会(二百万以下の教会員)は1票、大規模な州教会は2票の投票権がある。ヘルンフート兄弟団の代表者も構成州教会会議に属している。ドイツ福音主義教会(EKD)常議員会議長が構成州教会会議の議長を務める。
ドイツ福音主義教会(EKD)の22構成州教会
ドイツ福音主義教会(EKD)の22構成州教会に関する境界線は、おおむね1815年の政治的境界線に起因している。州教会という名称にも関わらず、その境界線は、大部分において現代のドイツ連邦共和国の諸州における境界線とは重なっていない。
以下において、概略という形で、分類する。
- アンハルト福音主義州教会‐ザクセン=アンハルト州中央部
- バーデン福音主義州教会‐バーデン=ヴュルテンベルク州西部
- バイエルン福音ルター派教会‐バイエルン州
- ベルリン=ブランデンブルク=シュレージシェ・オーバーラウジッツ福音主義教会‐ベルリン市、ブランデンブルク、メクレンブルク‐フォアポンメルン州南部、ザクセン州北東部。2004年1月に、ベルリン=ブランデンブルクとシュレージシェ・オーバーラウジッツ福音主義教会が合同して成立。
- ブラウンシュバイク福音ルター派州教会‐ニーダーザクセン州南東部、
- ブレーメン福音主義教会‐ブレーメン市
- ハノーファー福音ルター派州教会‐ニーダーザクセン州、ブレーマーハーフェン
- ヘッセン=ナッサウ福音主義教会‐ヘッセン州中央部、南部、ラインラント=プファルツ州(ラインヘッセンおよびナッサウ)
- クアヘッセン=ヴァルデック福音主義教会‐ヘッセン州北部、東部、(飛び地、シュマルカルデン-テューリンゲン州南部)
- リッペ州教会‐ノルトライン=ヴェストファーレン州北東部
- メクレンブルク福音ルター派州教会‐メクレンブルク=フォアポンメルン州西部
- 中部ドイツ福音主義教会‐ザクセン=アンハルト州、テューリンゲン州。2009年1月1日、キルヘンプロヴィンツ=ザクセン福音主義教会とテューリンゲン福音ルター派教会が合同して成立。
- ノルトエルビエン福音ルター派教会‐ハンブルク、シュレスヴィヒ=ホルンシュタイン州
- オルデンブルク福音ルター派教会‐ニーダーザクセン州北西部
- プファルツ福音主義教会‐ラインラント=プファルツ州南部、ザールラント州東部
- ポンメルン福音主義教会‐メクレンブルク=フォアポンメルン州北東部
- 福音改革派教会(バイエルン州および北西ドイツ福音主義改革派教会会議)
- ラインラント福音主義教会‐ノルトライン=ヴェストファーレン州西部、ラインラント=プファルツ州西部、ザールラント州西部、飛び地としてヘッセン州中央部(Wetzler)
- ザクセン福音ルター派州教会、ザクセン州の大部分。
- シャウムブルク=リッペ福音ルター派州教会‐ニーダーザクセン州中央部
- ヴェストファーレン福音主義教会‐ノルトライン=ヴェストファーレン州東部
- ヴュルテンベルク福音主義州教会‐バーデン=ヴュルテンベルク州東部
ドイツ福音主義教会(EKDと連携した加盟団体として、
ドイツ福音主義改革派教会連盟とヘルンフート兄弟共同体が加わっている。
2003年まで、ドイツ福音主義教会(EKD)には福音合同教会が加わっていた。
この教会は2003年以降、福音主義合同教会に吸収された。
2012年5月27日に、ノルトエルビエン福音ルター派教会 (NEK)、メクレンブルク福音ルター派州教会 (ELLM)、ポンメルン福音主義教会 (PEK)の統合によって、北ドイツ福音ルター派教会が設立される予定である。
ドイツ福音主義教会(EKD)構成州教会による教会連盟組織
- ドイツ合同福音ルター派教会
- 福音主義合同教会
- ニーダーザクセン州福音主義教会連合
関連項目
脚注