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日本におけるスポーツクラブ例
日本におけるスポーツクラブ例

スポーツクラブは、各種の運動施設と専門の指導員を有する施設広義では、地域のコミュニティの中で行われるスポーツ組織や、学校生活の中で行われる運動系のクラブ活動なども含める。地域のスポーツ組織には、スポーツ少年団から主婦高齢者余暇活動まで様々なものがあり、地域活性化に貢献する側面を有する。ドイツでは、こうした地域活動の中からサッカークラブが生まれてきたと言われる。フィットネスクラブとも呼ばれる。

定義は明確ではないが、たとえば日本の経済産業省特定サービス産業実態調査におけるフィットネスクラブの定義は、「室内プールトレーニングジムスタジオなど室内の運動施設を有し、インストラクター、トレーナーなどの指導員を配置し、会員にスポーツ、体力向上などのトレーニング方法などを教授する事業所」とされ、室内プールの他に室内運動施設を有しない事業所は除外するとされている。

大手のスポーツクラブには、アメリカ24アワーフィットネス(24 Hour Fitness)ゴールドジム(Gold's Gym)イギリスフィットネスファースト(Fitness First)などがある。

日本におけるスポーツクラブ


市場規模は約2,940億円、会員数の合計は278万人であり、今後さらに成長すると見込まれている経済産業省 『特定サービス産業動態統計調査』2008年(フィットネスクラブ)。大手のスポーツクラブにはセントラルスポーツコナミスポーツクラブティップネスルネサンスなどがある。その他主要なスポーツクラブについては、日本のスポーツクラブ一覧を参照。

沿革


事業化が始まったのは、1970年代である。1980年代になると余暇の多様化やバブル景気と相まって、企業の子会社によるクラブが増加した。また、既存のスイミングスクールが業容を拡大して参入するケースも見られた。1990年代になると、バブル崩壊のあおりを受けて多くのクラブが経営不振に陥った。さらに、事業の再構築の一環として福利厚生の見直しが企業において進められた結果、中小クラブの営業権を大手クラブが買収・譲受する形で整理統合が行われた。株式を公開・上場するクラブや、逆に投資ファンドの標的となるクラブも現れた。

2000年以降は、ダイエットアンチエイジングに代表される健康ブームの広がりに加え、いわゆるメタボリック症候群への関心も高まり、施設は再び増加傾向にある。小型の施設が増加しているほか、鉄道、流通など異業種からの参入もあり、さらには海外企業も進出してきており、競争は激しくなっている。

施設


室内プール大部分が短水路(25mプール)である。・トレーニングジム・スタジオの3つが、もっとも基本的な施設である。ゴルフテニスダイビングのスクール、フットサルのコート、レストランを併設する店舗もある。また、近年は、スパサウナマッサージエステなど、リラクゼーション施設を兼ね備えたスポーツクラブも増えている。スポーツクラブで必要なウェア、シューズ、バッグ、スイムウェア、飲料、サプリメントなどを販売する売店を併設する店舗もある。建物は、自前や建て貸しが多い。これは、プールや浴室で大量の水を使用するため、テナントとして出店する場合はあらかじめそれを見越して給排水設備やボイラーを設計してもらう必要があるからである。小型店の中には、雑居ビルのワンフロアに施設をまとめ、シャワー室を廃した施設もあるゴールドジムは、雑居ビル主体、ウエイトトレーニング施設の充実等の理由から、基本的にプールや浴室(浴室は一部店舗に存在する)を排除している。

立地条件としては、駅前などの交通至便なところ(大都市圏に多い)、大型ショッピングセンターへの併設、雑居ビル内、幹線道路沿い、などがある。

サービス


主なサービスとして、インストラクターが付き添い会員に個人指導をおこなうパーソナルトレーニング、会員各自の体重や体脂肪率に対するあるいはお腹を引っ込めたい等の目標達成のためのトレーニングメニュー作成とそのフォロー、トレーニングウェア・靴・水着・タオルなどを貸し出す用品レンタル、会員の身長・体重・血圧・体脂肪率・筋肉量などを測定する数値測定サービス、会員の運動や健康に関する履歴をコンピュータで記録・管理するトレーニング管理などがある。エステサービスを導入しているところもある。使用する用品を置いておくための「月契約貸ロッカー」がある店舗もある。

会員制度


多くの場合、入会時に入会金を支払うほか、月単位の会費を払う(数千円~2万円程度が多い)。ただし「キャンペーン」と称して、一定の条件付きで、入会金無料や、1か月分の月会費が無料となる場合もある。福利厚生への対応として、企業の社員や健康保険組合の組合員を対象にした「法人会員」制度を設けている場合も少なくない。会員種別は、申し込んだ店舗のみを何時でも利用できる会員種別が基本だが、種々の制約(年齢制限、時間帯制限、利用時間制限、曜日制限、利用可能プログラム制限)を条件に、基本的な会員種別よりも会費を下げて、会員獲得を行う場合もある。また、基本的な会員種別よりも高くなる場合が多いが、同一運営企業の他店利用を、無料あるいは追加料金を払うことで認める会員種別も存在する。

運営企業によっては、「相互利用」と称して、提携している他運営企業のスポーツクラブを、無料あるいは追加料金を払うことで利用できる場合もある。

パーソナルトレーニングや、会員個別のフォロー、用品レンタルなどのサービスは、月会費のほか、追加料金が必要な場合が多い。

営業時間


店舗や立地条件にもよるが、平日・土曜日は9時頃~22時頃、日曜日は10時頃~18時頃が一般的。大都市圏では出勤前需要を取り込むため、7時頃から営業を開始する店舗がある。また、会社帰りの需要をできるだけ多く取り込むため、24時頃まで営業する店舗もある。店舗によっては、24時間営業を行うこともある。

プログラム


インストラクターの指導の下に行われるプログラムは、グループエクササイズ、レッスンとも呼ばれ、無料で受講できる場合が多い。時間は30分~60分が中心である。スタジオプログラムは、自社開発のオリジナルプログラム・プログラム開発会社のプログラム・インストラクター独自のプログラムなどがある他社が開発したプログラムを購入して実施する場合もある(プレコリオプログラム)。購入事例としては、レスミルズプログラムラディカルフィットネスベストフィットネスシステム(BFS)、ルーシーダットンなどがある。スタジオで実施される主なプログラムには、エアロビクスステップエクササイズ、格闘技エクササイズ、ヨガ(パワーヨガ・ハタヨガ・ヴィンヤサヨガ・ホットヨガなど)、ピラティス、ダンス(ラテンダンス・フラダンス・ベリーダンス・HIPHOP・フラメンコ・ジャズダンス・ZUMBAなど)、バレエ、チアダンス体操新体操などがある。また、プールで実施される主なプログラムには、泳法(クロール・背泳・平泳ぎ・バタフライ)、アクアビクス、アクアウォーキング、フィンスイミングなどがある。各プログラムは参加者の習熟度に合わせて、初級・中級等に分けられているところもある。

従業員


正社員の比率は従業員全体の2割以下であり、他産業に比べパートやアルバイトの率が高い。また、従業員のほとんどはインストラクターである経済産業省 『特定サービス産業動態統計調査』2008年(フィットネスクラブ)。外部契約でレッスン業務に従事するインストラクターも多いが、賃金的には低く、ワーキングプアな状況が続いている。

脚注

関連項目


外部リンク




*すほおつくらふ
*
健康



出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』


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