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サベナ・ベルギー航空 ( , フランス語:) は、2001年まで存在したベルギーの航空会社。
概要
古い歴史を持つ同国のフラッグ・キャリアだった。機体は白地に青が基本で、垂直尾翼に"S"を象ったマークが付けられていた。
歴史
DC-6型機1923年に、植民地だったベルギー領コンゴとを結ぶ国営航空会社として設立。ただし、実際にブリュッセルとコンゴの間の運航を始めたのは1935年である。第二次世界大戦でベルギーがドイツに占領されたために壊滅的な打撃を受けるが、戦後には復活。首都ブリュッセルを中心に路線網を拡げ、ヨーロッパ、アフリカだけではなく、ニューヨークやアジア極東路線において東京などにも就航していた。
しかし、ベルギーは小国ゆえに国内線がほとんどなく、しかも経営効率が悪く、黒字を計上したのはわずか1年だけで、慢性的な高コスト体質、赤字が続いた。1990年代に入り、規制緩和で格安航空会社との競争が激化すると、経営環境はますます厳しくなっていった。欧州委員会は政府の手厚い保護を認めないという姿勢を打ち出したため、それまでベルギー政府の庇護を受けていたサベナは転換を迫られた。
このため、1990年代前半には隣国フランスのエール・フランスと提携するが当時のエール・フランスは経営状況が厳しく、この提携は長続きしなかった。そのためサベナは1990年代後半には新たにスイス航空と資本提携を結んで、「クオリフライヤー」と呼ばれる航空連合を形成した。しかし、1990年代の終わりにはスイス航空の業績も悪化し、2001年9月のアメリカ同時多発テロの影響によってスイス航空は経営危機に陥り、サベナを支援することが出来なくなってしまった。また、業績を伸ばしていたライアンエアーが拠点をブリュッセルに構えたことによる競争激化の影響を受けたこともあったため、サベナは経営破綻してしまい、同年11月に運航を停止した。翌年にはスイス航空もサベナと共倒れになる形で消滅した。
その後、サベナの機材や路線の一部などをSNブリュッセル航空が引き継ぎ、尾翼のマークもそのまま使用されたが、2007年にヴァージングループのヴァージン・エキスプレスと合併しブリュッセル航空となった。この際に尾翼のマークはドットで「b」をあしらったものに変更され、サベナの名残はブリュッセル航空の2レターコード(SN)に残るのみとなっている。
使用された主な機材
- DC-4
- DC-6
- DC-7
- ボーイング707
- ボーイング727
- ボーイング737
- シュド・カラベル
- ボーイング747
- DC-10
- エアバスA310
- エアバスA330
- エアバスA340
- BAe 146
画像:AvionCaravelle.jpg|シュド・カラベル
ファイル:Boeing 707-329 Sabena short fin 1960.jpg|ボーイング707-320
File:Sabena Boeing 747-100 Marmet.jpg|ボーイング747-100
File:OO-DJE EGBB 2001.jpg|BAe 146 倒産直前の2001年の塗装]
関連項目