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ウィンブルドン現象(ウィンブルドンげんしょう)とは、市場経済において「自由競争による淘汰」を表す用語である。特に、市場開放により外資系企業により国内系企業が淘汰されてしまうことをいう。ウィンブルドン効果とも呼ばれる。
概要
市場経済において自由競争が進んだため、市場そのものは隆盛を続ける一方で、元々その場にいて「本来は地元の利を得られるはずの者」が敗れ、退出する、あるいは買収されること。競争により活性化し望ましいという見方と、在来のものが除外され望ましくないという見方がある。
語源
2002年度から2004年度にかけてのウィンブルドンにおける男子ダブルスに君臨した[[オーストラリア出身のトッド・ウッドブリッジとスウェーデン出身のヨナス・ビョークマン。]]語源はテニスのウィンブルドン選手権。伝統ある同選手権では世界中から参加者が集まるために強豪が出揃い、開催地イギリスの選手が勝ち上がれなくなってしまった。男子シングルスでは1936年のフレッド・ペリーの優勝を最後に、女子シングルスでは1977年のバージニア・ウェードの優勝を最後にイギリス人の優勝者は出ていない。
金融市場における現象
1980年代、マーガレット・サッチャー政権によりビッグバンと呼ばれる大規模な金融市場の規制緩和が行われた結果、シティ(ロンドン金融市場の中心地)は発展を続けたものの、地場の伝統ある金融機関の殆どが外資系金融機関に買収された。以下、典型的な数例を挙げる。
- モルガン・グレンフェル銀行
- 19世紀半ばに創業したロンドンの投資銀行は1989年にドイツ銀行に買収された。
- クラインウォート・ベンソン
- 1786年にその創業起源を持つマーチャント・バンク。1995年にドイツの金融グループ、ドレスナー銀行に吸収された。
- カゼノヴ
- 1823年創業の株式ブローカーであり、小規模ながらイギリスの有名企業、富裕著名人の多くを顧客としていることで有名だった。同社は「シティで最後の独立系投資銀行」といわれていたが、2004年にアメリカのJPモルガン・チェースに事実上買収された。
大相撲・日本出身力士の不振
ともにモンゴル国出身の第68代[[横綱・朝青龍明徳と第69代横綱・白鵬翔]]日本の国技と言われている大相撲では、現在モンゴル国やポリネシア、東欧など世界各地から才能のある選手が集まり、相撲内容は多彩になった。しかし、それと同時に地元である日本出身の力士が、今現在に至るまで長期間活躍出来ていないという様子が、ウィンブルドン現象に例えられる事がある。
幕内最高優勝では、2006年1月場所の栃東大裕(元大関・現玉ノ井親方)を最後に、現在2012年に至るまで6年以上、日本出身力士の幕内優勝は一人も出ていない(但し2012年5月場所、モンゴル出身で日本国籍を取得済の旭天鵬勝が平幕優勝)。また2003年1月場所限りで貴乃花光司(第65代横綱・現貴乃花親方)が現役引退して以降、現在9年以上も日本出身の横綱が誕生していない状態が続いている。さらに日本出身の横綱同士の対戦となると、1991年7月場所の北勝海信芳と旭富士正也の取組を最後に20年以上、実現していない。
さらに過去には、霧島一博(元大関・現陸奥親方)が1992年11月場所で大関から関脇へ陥落、近年では魁皇博之(元大関・現浅香山親方)が2011年7月場所で引退したことにより、共に翌場所の1993年1月場所と2011年9月場所の番付では、大関以上の地位に日本人力士が一人もいないという事態となってしまった。だが1993年1月場所後に貴ノ花(のち貴乃花)が、そして2011年9月場所後に琴奨菊和弘が、それぞれ大関昇進が決まった事により、共に大関以上の地位で日本人が不在となった番付は合計で2場所のみとなっている。
関連項目
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