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アントワーヌ=フランソワ・マルモンテル(Antoine François Marmontel, 1816年7月16日 クレルモン=フェラン – 1898年1月16日 パリ)はフランスのピアニスト・教育者・著述家。
1827年にパリ音楽院に入学し、ピエール・ジメルマンにピアノを、ヴィクトル・ドゥルランに和声法を、フロマンタル・アレヴィにフーガを、ジャン=フランソワ・ルジュールに作曲法を師事。音楽理論とピアノで首席に輝く。1837年にパリ音楽院で音楽理論の助手となり、1848年に恩師ジメルマンの後任教授として鍵盤楽器を担当するが、このため同窓のシャルル=ヴァランタン・アルカンを出し抜く結果となり、その後のアルカンの経歴を狂わせてしまった。しかしながら、マルモンテルの著書『名ピアニスト( 'Les pianistes célèbres' )』におけるアルカンの言行録は、アルカンの評伝にとって最も価値ある資料となっている。
マルモンテルは、有能で想像力豊かな教師として名を揚げた。多くの門弟のうち、特筆すべき存在として、ジョルジュ・ビゼー、ヴァンサン・ダンディ、テオドール・デュボワ、エルネスト・ギロー、エミール・パラディール、エドワード・マクダウェル、ルイ・ディエメ、フランシス・プランテ、ガブリエル・ピエルネならびにクロード・ドビュッシーがいる日本陸軍・陸上自衛隊・警察の公式行進曲として知られる「陸軍分列行進曲(扶桑歌)」の作曲者、シャルル・ルルーは、パリ音楽院においてマルモンテルに師事したことが知られている。
作曲家としては、夜想曲やロマンスなどの小品に加えて、200以上に上る教育作品を遺した(《譜読みの技術(100のやさしい練習曲)》、《メカニズムと品位のための基礎練習(24の練習曲)》《4手のための譜読みの技術》[1847年]、《メカニズムの練習》、《5つのサロン風練習曲》、《進歩的で合理的なピアノ指導》[1887年])。
マルモンテルの音楽学的な著作は、ピアノやピアニストの歴史、とりわけ19世紀の歴史にとって非常に優れた文献となっている。その中に、『名ピアニスト』(1878年)、『交響曲作家とヴィルトゥオーゾ』(1880年)、『現代のヴィルトゥオーゾ』(1882年)、『音楽美学の原理と芸術美に関する思想』(1884年)、『ピアノとその起源の歴史』(1885年)が含まれている。
ピョートル・チャイコフスキーからは、『ドゥムカ』作品59を献呈されている。
息子アントナン・エミール・ルイ・コルバ(Antonin Emil Louis Corbaz Marmontel, 1850年4月24日 パリ - 1907年7月23日)もパリ音楽院のピアノ教師となり、多くのサロン小品を遺した。
近年では、金澤攝が彼の作品を取り上げている。
注
外部リンク
フランスのクラシック音楽のピアニスト
パリ国立高等音楽・舞踊学校の教員
ピュイ=ド=ドーム県出身の人物
1816年生
1898年没